経営コンサルティング事業

近畿日本鉄道を題材にM&Aを考える (3)-M&A前夜

近畿日本鉄道はM&Aを活用して成長した日本でも稀有な性格を持つ民営鉄道ですがM&Aを行う前に会社整理を断行します。 「会社整理」、この言葉を使う時、整理の対象となるのは支払義務、又の名を債務になります。従って「会社整理」という言葉が出るとき...
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企業財務入門(5) 借入の目安

本日は、財務活動を行う上での良くある疑問のひとつ「適正な借入の額はどれくらいか?」について考えます。借入の種類は大きく分けて2つあります。運転資金と設備資金です。借入の適正額を考える場合、それぞれに分けて考える必要があります。 先ずは、経常...
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経営者向け「孫子」入門(7) 「派手な戦いはダメです」

孫子第3編は「謀攻編」となっています。英訳本によりますと”Offensive Strategy”と表題がついています。攻撃ですから会社経営に置き換えますと営業活動ないしはマーケティング活動となるでしょうか。 前回のコラムで、孫子は国家間の戦...
財務情報

中小零細企業における「財務」の役割

前回は「経理」と「財務」の違いについてお話しをさせて頂きました。今回は中小零細企業における「財務」についてもう少し考えてみます。 中小零細企業における財務の役割とは何でしょうか。今は昔ですが、大企業では財務も運用で稼げという時代がありました...
財務情報

経理と財務の違い

今回は、時として同じ意味として時々使われる「経理」と「財務」の違いについてお話ししていきます。「経理」と「財務」は良く似た分野ですので混同されがちですが、本当は明確に分けて理解したほうが良い言葉です。 「経理」とは、日々の取引を集計し、試算...
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近畿日本鉄道を題材にM&Aを考える (2)-創業時資本金を考える

現在は資本金そのものが会社の規模を表すことはありません。また、最低資本金額が1円でも会社設立は可能です。会計学及び会社法上で資本金の意味を見出すなら「資本として払い込んだ金額のうち資本金と命名されるもの」をいい、払込金額の50%を越えれば良...
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硫黄島陥落70年

今日は硫黄島を守っていた小笠原兵団が組織的抵抗をした最後の日から数えてちょうど70年です。 日本軍の最期といえば「バンザイ攻撃」のイメージがありますが、それはイメージにすぎません。 少なくとも第18軍やペリリュー島守備隊、硫黄島守備隊や沖縄...
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大阪電気軌道の開業 近畿日本鉄道を題材にM&Aを考える(1)

私は近鉄ファンです。近鉄鶴橋駅にいればいろいろな電車が行ったり来たりするため、一時間でもじっとすることができます。2015年は、近畿日本鉄道の直系の前身である大阪電気軌道奈良線が開業してちょうど101年です。これを受けて近畿日本鉄道について...
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企業財務入門(2) 決算書の使い方

不景気になると決算書の読み方という本が売れるそうです。どうも決算書には秘密の呪文が隠されているらしいのです。決算書には秘密の呪文は隠されていませんが、経営者たるもの決算書の一つや二つ読みこなせないといけないという噂がまことしなやかに流されて...