経営コンサルティング事業

J.C.ワイリー『戦略論の原点』を読む(3) 戦略の分類

ワイリー提督によれば、戦略は「順次戦略」と「累積戦略」に分類できるといいます。順次戦略とは「それぞれ別個の行動から形成された、ある一定の段階を踏んでおり、しかも各段階は戦略家によってあらかじめ起こることがそれぞれはっきりと予想されており、そ...
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J.C.ワイリー『戦略論の原点』を読む(2) 戦略の定義

ワイリー提督によれば、戦略とは「何かしらの目標を達成するための一つの『行動計画』であり、その目標を達成するために手段が組み合わさったシステムと一体となった、一つの『ねらい』である」と定義されます。この定義を行うことによって、軍事以外の分野に...
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J.C.ワイリー『戦略論の原点』を読む(1) 何故に戦略論なのか

J.C.Wylie “Military Strategy: A General Theory of Power Control”なる書物を知ったのはAmazonの顧客行動分析によります。いわゆる「あなたへのおすすめ」で示されたもので、偶然に...
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大東まちゼミ講座研修会(1) 絞る

税理士事務所ホームページで表明しましたが、当社は大東まちゼミの運営にかかわっておりますし、母体である税理士事務所は大東まちゼミに参加しています。また、私は大東まちゼミの講座研究会の運営責任者を申し受けており、大東まちゼミ講座研究会の主要な任...
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事業承継を考える(9) 渡すものは「会社の『知的資産』です」 

『事業承継が0からわかる本』に記載されていますが、事業承継によって先代社長が後継者に渡すものは、支配権の象徴としての「社長のイス」と支配力の源泉である「会社の株式」です。ただ、単純にはイスを渡したからと言って直ちに後継者が会社を機能させるか...
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事業承継を考える(8) 先代も後継者も覚悟が大事です

日露戦争期の帝国陸海軍とは異なり昭和の帝国陸海軍は人事抗争に明け暮れ、最終的には総理大臣兼陸軍大臣兼陸軍参謀総長東条英機陸軍大将と海軍大臣兼軍令部総長嶋田繁太郎海軍大将が残ったといわれています。この人事が適任かどうかの評価をすることが問題で...
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事業承継を考える(7) 事業を引き継がせるには

中小企業基盤整備機構が発行する『事業承継支援マニュアル』によりますと、事業承継計画の1丁目1番地は誰に引き継ぐかを検討することが必要だ、とあります。更に、大企業の社長の仕事で最も重要なものは「自身の後継者を作ること」と言います。そうであるな...
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成年後見を考える 普及の余地がある成年後見

私は家庭裁判所にて「参与員になるべきもの」と推薦名簿に名前が記載されています。参与員とは「法律家ではない素人」の立場から裁判所に対して意見を述べる人間を指します。参与員は古くから存在する制度でして、家事審判に立ち会う参与員がいれば、受理面接...
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事業承継を考える(6) 誰に引き継ぐか

中小企業基盤整備機構が発行する『事業承継支援マニュアル』によりますと、事業承継計画の1丁目1番地は誰に引き継ぐかを検討することが必要だ、とあります。更に、早めの対策が必要になります。これは後継者と認識させるのに少なくとも5年は必要とされると...